ビジネススキルの基本「MECE」をマスター

MECE_thumbnail_illustration

ビジネススキルってたくさんあるけど何を学べばいいの?
そのような疑問は多いと思います。

確かにビジネススキルやフレームワークはこの世にたくんさん存在します。
中でもすべてのビジネススキルの基本となる「MECE〜ミーシー〜」について今回は解説します。

僕は新卒1年目の新入社員研修でMECEについて学びました。
当時はそれ仕事で役立つのか?って思ってましたが、今ではMECEの重要性を日々感じながら仕事をしています。

 

①思考の基本「モレなく・ダブりなく」
②なぜ大事なの?
③MECEの具体例
④何事も基本が大事
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思考の基本「モレなく・ダブりなく」

MECE(ミーシー)はMutually Exclusive Collectively Exhaustiveの略です。

直訳すると難しい言葉になりますが、要は「モレなく・ダブりなく」という意味です。

図で考えるとわかりやすいと思います。

MECE図解イラスト

簡単な例として通勤手段を考えてみます。

MECE_example

上記のような簡単な例だといいですが、実際のビジネスの場面で扱う事例は複雑です。
例えば、「ある商品の売上が下がっているのでその解決策を考える」のような複雑な事例について考えるときにMECEは思考を手助けしてくれる手段です。

ビジネスで基礎中の基礎ですよかつ重要ですよ。

あくまで課題解決の1つの手段であって目的ではないことに注意

 

なぜMECEは大事なの?

理由は、MECEで考えることで効率的に課題の解決策を立案しアクションに移せるからです。

MECEで考えられないとどうなる?

  • モレがある場合

もし課題の原因を挙げた際にモレがあり本質的な課題を見逃してしまった場合、立案した解決策は表面的な解決になってしまいます。

  • ダブりがある場合

もし複数の具体的な解決策にダブりがあった場合、投入する人員・お金・時間を無駄にしてしまう可能性があります。

 

ビジネスは限られたリソースを使って価値を最大化することが重要なのでMECEで考えることは重要です。

またMECEは手段と先程書きましたが、世の中に溢れるビジネスフレームワークの基礎の枠組みはMECEであることが多いです。
MECEで考える癖がついていないと、いろんなフレームワークを使っても導き出したアクションが表面的になってしまう可能性があります。

MECEの具体例

MECEで考えるコツは一番は実践あるのみだと思いますが、
言葉の定義を理解して細分化してみることも有効だと思います。

下の図は体脂肪率を下げるという課題をMECEで考えてロジックツリーにしたものです。
まず体脂肪率を下げるということは、どういうことか大まかな戦略をMECEで考えます。
更にそれぞれの戦略の具体的なアクションもMECEで考えながら落とし込んでいきます。

ダイエット方法のロジックツリーイラスト

MECEという言葉は聞き馴染みがなくても、
振り返ってみるとMECEで考えていることはたくさんあると思います。

MECEで考えられるようになれば、効率良く質の高い仕事が出来るようになります。

 

何事も基本が大事

MECEはビジネスの基本です。

基礎が固まっていないとどんなテクニックを使ったとしても小手先の仕事になるかもしれません。
あなたのビジネスパーソンとしてのキャリアが30ー40年あると考えると、早めに基礎は習得しましょう。

そして大事なのはMECEは手段であることです。
MECEで考えることが目的になってしまっては本末転倒です。
ビジネスはスピードが大事なので、完璧になるまで考えるのではなく
走りながら考えるくらいのスピード感でMECEと向き合い日々思考力を鍛えていくのがベターです。

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