企画書に書くアイデアが浮かばない。。。アイデア出しってどうすればいいのかな?
アイデアはセンスだと思っている人も多いですが、そんなことはありません。
今回はそんな悩みを抱えている人に向けて、アイデア出しのテクニックをわかりやすく解説します。
アイデア出しはセンスではなく実はスキル
実はアイデア出しはセンスではなくスキルです。
もし、あなたがアイデア出しが苦手だと感じているなら、それはセンスがないからではなく単にアイデア出しの方法を知らないだけです。
これは超大事なので必ず覚えておきましょう。
アイデアは要素の組み合わせでしかない
いきなりですが、アイデア出しの結論です。
アイデアは既にある要素の新しい組み合わせで成り立っています。
つまり、アイデアの出し方は世の中に既にあるアイデアを組み合わせる作業と言えます。
よくアイデアはひらめきと考えている人も多いですが、それは半分正解、半分間違いと言った感じです。
新しい組み合わせが浮かぶにはひらめき的要素が確かにありますが、そのひらめきを浮かべるためにはまずは自分で要素の組み合わせを何通りも試す必要があります。
ますはこの原理原則をしっかりと理解しましょう。
アイデアが0→1ではない理由
アイデアは組み合わせである理由を流行のサービスの実例考えてみます。
宿泊業界を変えたairbnb
今まで「宿泊と言えば今までほぼホテルや旅館を予約して泊まる」
そんなイメージがほとんどでした。
そこにairbnbが空き家×マッチングというアイデアで新しい民泊体験を提供しました。
ちなみに、このアイデアはデザインのカンファランスでホテルが取れない参加者に、泊まる場所(エアーベッド)と朝食(ブレークファスト)を提供したのが始まりだそう。
プロクリエイター御用達から全クリエイター御用達になったAdobe
Adobeは収益モデルを高価格のソフト売り切り型の販売から、サブスク型に切り替えました。
気軽に使えるようになったため、一部のプロクリエイターだけではなく、YouTuberなど含めたライトユーザー層も取り込むことに成功して収益を増やしています。
マッチングビジネスやサブスクリプションは別に真新しいビジネスでは無いですよね?
このように新しいアイデア・サービスは既存サービスに別のビジネスモデルを取り入れたサービスだったりします。
原理を知って楽に考えよう
アイデアの出し方には原理があると知れば気が楽になると思います。
あと誰も考えつかないアイデアを出そうと意気込むのは結構無意味なのでやめましょう。
なぜならあなたが考えるアイデアは、残念ながら他の誰かも考えてます。
なので、質のいいアイデアを出すことよりも実際に行動に起こせることが大事だったりします。
アイデア出しの3ステップ
それでは実際のアイデア出しのステップを解説します。
大事なのはしっかりとステップを踏むこと。
情報収集
まずは情報収集なのですが、2つの情報を集めましょう。
企画案を出すのであれば、その企画に関する情報です。例えば商品、利用ユーザーなど、、、。
②自分が普段気になった何でもありの情報。
こちらはアイデア出しのために集めるのではなく、普段からストックしていくイメージです。
これは僕の感覚ですが、情報収集もせずにアイデアを出そうとしている人が多い印象です。
実は情報収集は非常に非常に重要で、この後の工程にも影響が及ぶので時間をケチらずにしっかりと行いましょう。
情報の抽象化で関連性を見つける
しっかりと情報が集まったら、次に情報を抽象化します。
抽象化とは簡単に言うと情報を1つ上の視野から見ることです。
抽象化によって視点が広がるため、今まで関係ないと思っていた情報同士の関連性が見えてきます。その関連性が新しいアイデアの種になります。
抽象化する(抽象度を上げる)と聞くと難しく感じますが、コツはその情報が何に属しているか考えてみることです。
例えば自動車の抽象度を上げると、乗り物→移動する箱となります。
自動車を移動する箱と捉えることで、今まで実店舗(箱)での提供しか厳しいと考えてきたサービスを出張サービスにするというアイデアも浮かんできます。
アイデアの創造
情報収集、抽象化による情報の関連出しでアイデアが出やすくなってると思います。
最後のアイデアの創造のではこれまでのステップで得た情報の繋がりやアイデアの種をもとに最終的なアイデアにしていきます。
アイデアの創造では
②アイデアを磨く
の2つのステップを踏んで、最終的なアイデアの形に落とし込んでいきます。
①アイデアが浮かぶ
無理にアイデアを出すと言うよりは、一旦アイデア出しのことを忘れてリラックスして下さい。
実はアイデアが出やすい状態とは適度にリラックスしている状態だからです。
具体的にはお風呂、散歩、音楽を聴くなどして自分のクリエイティビティを刺激しましょう。
②アイデアを磨く
アイデアが浮かんだら、それを磨きましょう。
浮かんだばかりのアイデアはフワッとしています。
つまり実現可能性、世の中での耐久性が低い状態です。
ここではアイデアにしっかりと具体性を持たせましょう。
そうすれば誰もが納得する企画書が出来るはずです。
アイデア出しに使える便利ツール
最後にアイデア出しに役立つ便利ツールを紹介します。
マインドマップ
マインドマップはキーワードとキーワードをつなげるツールです。
情報を俯瞰していろいろな角度から見ることが出来るので、情報の抽象化や関連性を見つけるのに役立ちます。
以下に僕も使用しているツールを紹介します。
①X Mind(無料!機能拡張したい場合は有料版もあります。)
まずは無料で試したい場合はこちらからX Mindの概要をチェックしてみて下さい。
②iThoughts(有料)
こちらはiosのアプリなのでAndroidの方は利用出来ませんがおすすめです。
僕はメインでこちらを使用しており、pdfで出力も簡単に出来て誰かと共有することも簡単で便利です。
iphone・iPad値段は1,500円ほどしますが、買い切りタイプなので買って損はないと思います。
ちなみにPC版は6,000円ほどするので、買わなくていいと思います。
PCじゃないと嫌だと言う人はX Mindでいいと思います。
Pinterest(ピンタレスト)は写真共有アプリです。
多くのカテゴリーの写真が掲載されていて、気に入った写真があれば自分のボードにも写真をピン留めすることが出来ます。
是非、日頃の情報収集に使ってほしいアプリです。
カテゴリー毎に自分のボードを作成して、気に入った写真があればどんどんボードに追加しましょう。