転職の成功・失敗ってその人が大事にしている価値観で決まりますが、
収入が大事と考える人も多いですよね。
今回は転職して収入が減少してしまった人が貰える手当を紹介します。
ちなみに僕は今回紹介する就業促進手当をもらったので、
申請から受給までの流れを事実ベースで紹介します。
ここで注意が1点あります。
この手当をもらうためには再就職手当を貰っていることが条件になるため、
在職期間中に転職先が決まった人はもらえません。。。
これから再就職手当をもらった人、転職活動中の人のための1つのマネー戦略になれば嬉しいです。
再就職手当についてはこちらでも説明しています。
・会社を辞めるけど次の就職先が決まっていない ・失業保険をもらいながら次の会社を決めたいけどどうやってもらうの? そんな方々に向けて失業保険をもらうまでの3ステップを失業保険の受給経験者が説明。 失業保険を申請する[…]
就業促進手当を申請しよう
転職してもし給料が下がったら、就業促進手当が貰えるかもです。
再就職手当の通知書がハローワークから郵送されるタイミングで就業促進手当の案内もセットで送られます。
申請するだけなので必ずチェックしましょう。
条件はやや厳しめ
申請するための条件は以下の通り。
②転職先で6ヶ月以上働いている
③6ヶ月間の賃金の1日分の額が、前職の賃金日額を下回っていること
こちらの記事でも説明してますが、再就職手当をもらうためには、失業保険の受給期間をある程度残した状態で次の転職先で働き始める必要があります。
ここが一番ハードルが高いです。
こちらがざっくりした日額の計算式です。月給制・日給制・時給制かで計算式は変わりますので詳しく知りたい方は以下のページで確認してください。
ちなみに前職の日額は失業保険もらった方なら受給資格者証や再就職手当の案内にも記載されてます。
申請は3ステップ
基本的には会社の総務にお任せする感じですが、申請の内容は理解しておきましょう。
【ステップ1】提出書類の準備
・就業促進定着手当申請書に名前・住所・電話番号を記入して印鑑を押すだけ。
・6ヶ月間の出勤簿と給与明細のコピー
僕の場合、勤怠はアプリで管理してたので勤務実績を出力して自分でコピーしました。
人によっては総務に相談が必要かも。
【ステップ2】総務に書類の記入を依頼
申請書の事業主の証明欄に出勤数や給料、会社情報を入力してもらいましょう。
【ステップ3】提出
提出は郵送かハローワークに直接持って行くかの2択です。
重要なこととして、申請期限があります。
働き始めた日から6ヶ月経過した日から2ヶ月以内です。
例えば、4月1日から働き始めた人なら11月いっぱいまでに提出しないといけません。ついつい忘れてしまいがちなので、アプリなどでリマインドして確実に提出しましょう。
上記のステップを見て分かる通り、自分でやることはほぼ無いです。
名前・住所書いて、書類のコピーとって、総務にお願いして記入してもらって、ポストに入れるだけ。
あえて注意すべきことを言えば、忘れずにリマインドすることだけです。
申請するだけでお金がもらえるので、条件を満たしている人は確実に提出しましょう。
申請するだけで数万円の臨時収入
結局いくらもらえるかが気になる所だと思いますが、結論は人によります。
給料が減った分だけ手当は多くもらえる
さすがに一律の金額ではないです。給料が多く減った人は多く手当がもらえます。
とはいえ上限金額があるので期待しすぎは止めましょう。
こちらがもらえる手当の計算式です。
基礎日数は給料をもらった6ヶ月で実際に働いた日数です。
ちなみに僕の場合、
865円(日額の差額)× 131日 = 113,315円でした。
一気一憂しないことが大切
申請するだけでお金がもらえるので、ぜひ活用しましょう。
お金がもらえることは決して悪いことではないです。
ただし、ここで意識の注意が必要です。
「給料が減ったけど手当が貰えたので助かった」で思考を止めるのは絶対に辞めましょう。
なぜなら、その思考ではそもそも給料が減った原因を深掘りできていないから。
本質は給料が減った理由を考えること
手当がもらえるということは、給料が減ったということなのですが、
なぜ給料が減ったのかを考えましょう。
手当がもらえる理由を深掘りできない限り給料は上がりません。
深掘りするときも色んな角度から考察しましょう。
業界、会社、職種、自分都合、、、。
自分の改善できるところがあれば、手当を自己投資に回して減ってしまった給料以上の稼ぐ力をつけましょう。
※基本的に自分以外は変えられないという意識が大事です。
その方が長期的に見ても人生が好転する考え方だと思います。
浪費がすべて悪いとは思わないですが、世の中で活躍している人は間違いなく自己投資の鬼です。
今回は以上です。就業促進手当のもらい方について説明しました。意外と知られていない手当なので、機会があれば是非活用してください。
世の中の仕組みを知り、賢くお金をもらい、賢くお金を使いましょう。