ビジネススキルって具体的に何があってどれを学べばいいの?
ビジネスでは論理的思考が大事と言われますが、
論理的思考に役立つロジックツリーについて今回は解説します。
こちらはMECEで考えることが前提だったりするので、まだMECEを知らない人はこちらも参考にしてください。
②なぜ大事なの?
③ロジックツリーの具体例
論理的かつ深い思考で課題を解決
ロジックツリーは複雑な課題の原因を図解でシンプルに紐解いて見える形にするツールです。
ビジネス現場では課題の要因は1つだけではなく複雑に絡み合っていることが多いため、
ロジックツリーを使って現象や原因を階層的に洗い出します。
この洗い出しは具体的なアクションを起こせる所まで原因を深掘りするため、本質的な課題解決をすることが出来ます。
ロジックツリーを作るときの注意点
ロジックツリーを作る際に気を付けるポイント4つを簡単な図解にしました。
ポイントは4つありますが、「体脂肪率を下げたい」という具体例で詳しく考えてみます。
①抽象→具体となるようにツリーをつなげる
課題の始まりは抽象的なものが多いので、それを実際に起こせる具体的なアクションまでツリーをつなげましょう。
体脂肪率を下げたいだけでは何をしたらいいのかわかりませんが、
有酸素運動→水泳・ウォーキングとツリーをつなげると何ができるか見えてきます。
②なぜ?どうする?を繰り返してツリーをつなげる
真の原因が追求できるまで、アクションプランが見えるまで「なぜこうなった?」「だからどうする?」を自問自答してツリーをつなげましょう。
①と②はセットみたいな感じですが、これをすることで実際の行動に移すことができます。
「体脂肪率を下げたい」
→だからどうする?
→「有酸素運動で脂肪を燃焼する」
ここで止まってしまうと、行動できませんよね?
③レベル感を合わせる
同じ階層にあるものは同じ抽象度のもので揃えましょう。
例題の場合でOK例とNG例を考えてみると、
NG:有酸素運動/無酸素運動/断食をする
有酸素運動、無酸素運動がまだ抽象的なのに対して、断食をするは具体的ですよね?
同じ階層には同じレベルのものが入るようにしましょう。
④MECEかどうかチェックする
モレ・ダブりがないか確認しましょう。
例題で「???」と書いていますが、
他に入るものがないか無いか(モレの確認)、
すでに書いたものと被らないか(ダブりの確認)を確認しましょう。
ただ、完璧にこだわるのではなく意識するくらいで進めればいいと思います。
完璧を追求すると時間がかかりますし、たくさん量をこなせば精度は上がってきます。
なぜ大事なの?
ビジネスの現場は課題解決の日々です。
売り上げを上げたい、新規顧客を獲得したい、、、
つまり、ビジネスで結果を出したいのならばロジックツリーを使いこなせるようになる必要があるのです。
ロジックツリーが使いこなせると身に付くスキル
ロジックツリーを使いこなせるようになるとビジネスパーソンに必須のスキルが身に付きます。
・論理的思考力
ロジックツリーを作る過程そのものが論理的思考なので、論理的思考力が身に付きます。
論理的思考力が様々なスキルのベースであることが多いので身につけましょう
・課題解決力
課題解決の質とスピードが上がります。前述した通りですが、複雑な課題でも解決へと進めることが出来ます。
ロジックツリーを使うことで、なぜを繰り返しながら思考することができるため、本質でものごとを捉えるクセがつきます。
その結果、表面的な課題解決ではなく本質的な課題解決を行うことができます。
ロジックツリーは複雑な課題の原因を図解でシンプルに紐解いて見える形にするツールです。
ただのツールに過ぎませんが、使えると大きな武器になります。
小さな課題なら頭の中で描いたり、複雑な課題なら紙に書き出して解決してみましょう。