【プロから学ぶ】本当に効果がある整理整頓のコツ

整理整頓アイキャッチ
悩んでいる人
片付け苦手だな〜。片付けてもすぐにモノが溢れて、キレイが維持できない。。。

 

本日はそんな整理整頓の悩みを解決する方法を解説します。

ちなみに本記事ではよくある○○流整理・整頓術は書いていません。

整理・整頓術は片付けの本質ではないし、それよりも大事で効果を発揮する片付けのコツがあるからです。

私自身、掃除のプロのもとで仕事を5年半ほどしていたので、今回の記事が片付けが苦手な方のお役に立てると嬉しいです。

 

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正しい整理整頓のコツは「順序を守る」だけ

いきなり結論です。

正しい整理整頓の方法は順序を守ることです。

その順序が「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「躾(しつけ)」です。

5つのステップの頭文字がSから始まるので5Sと呼ばれていて、掃除の原理・原則です。

早速、それぞれのステップについて解説していきます。

整理

整理は必要なものと不要なものに仕分けることです。

よく整理整頓とまとめらるので、本来の意味を理解していない人が多いですが、整理と整頓を区別することが何よりも大事です。

まずは身の回りのものを仕分けて、不要なものは捨てるか・フリマアプリで売りましょう。

書類は思い切って捨てるかPDFで保管するなどしましょう。

整頓

整頓は必要なものをすぐに取り出せる状態にすることです。

整理して本当に必要になったものを、収納スペースに入れていきますが、使用頻度などの優先順位をつけて配置していきましょう。

また、ここでようやく収納術の本に載っているやり方などを活用してみて下さい。

清掃

清掃は文字通り、身の回りをキレイにすると同時に点検をすることです。

掃除機をかけたり、拭き掃除をしてきれいな状態にしていて、整理・整頓が出来ているかチェックしましょう。

キレイな状態にすることで心も落ち着きますね。

清潔

清潔はこれまでの3S(整理・整頓・清掃)のサイクルを回してキレイを維持することです。

躾(しつけ)

躾(しつけ)はこれまでの4S(整理・整頓・清掃・躾)が維持できるような仕組みを作ること・習慣化することです。

新しく始めることが習慣化されるには、最低3週間はかかると言われています。

ですので、気合いでどうにかしようとは鼻から考えないことが大事です。

じゃあどうすればいいかと言うと、if-then plans という習慣化するためのテクニックを使いましょう。

簡単に説明すると「もし○○したら、〜する」という行動パターンを作成するだけです。

例えば、「歯ブラシを持ったら、歯磨きしながらクイックルワイパーで床を掃除する」です。

コツとしてはすでに習慣化されている出来事とこれから習慣化したいことをセットにするのがオススメのやり方です。

 

実際の5S活動の流れとしては、整理・整頓・清掃の3Sサイクルを回して清潔(4S)を維持する仕組み・習慣を躾(しつけ)する(5S)という感じ。

図解するとこんな感じ。

5S-illustration

大事なことなので何度も書きますがこれが掃除の原理・原則です。

 

整理整頓のプロは5Sをやっている

整理・整頓のプロとは誰でしょうか?

答えは製造業の現場です。

製造業をよく知らない人は工場は機械がたくさんあって汚なさそうと思う人もいるでしょう。

しかし実際の製造現場ではこの5S活動が徹底されて非常にキレイですよ。

まさに製造現場は整理・整頓のプロと呼んで間違い無いです。

整理・整頓は生産性向上の基本

製造業が5Sを徹底するのは、それが生産性の向上・品質維持につながることを知っているから。

例えば、5Sを極めることで作業道具をすぐに取り出せたり、異物などが製品に混入を防ぐことが出来ます。

つまり品質を維持しながら生産性を上げることが出来るので工場は5Sを徹底するんです。

整理整頓ができれば仕事もプライベートも質と生産性の両方がアップ

上記は工場の生産現場の例でしたが、これは製造業以外にももちろん当てはまります。

仕事に展開すると、必要ものがすぐに取り出せるだけでなく、物理的なものが整理されていると思考も研ぎ澄まされるので仕事の質も上がります。

プライベートに展開するときれいに片付いた空間で快適な生活が送れると同時に、モノを探さなくて済むので自由な時間も増えます。

つまり、仕事やプライベートがうまくいっていないと感じるなら、まずは身の回りの空間が片付いているか見ましょうということ。

まずは原理原則を理解がとにかく大事

〇〇流整理・整頓術の信者の人からすると5Sは抽象的過ぎるので疑うと思います。

ですが、いきなり片付けを始める前に5Sを理解して順番にやって下さい。

プロはhow toは変えるが、原理・原則は守る。

素人はhow toを真似るが、原理・原則は守らない。

 

これは核心を突いていると思います。

なぜなら、誰かの解決策が必ずしもあなたにとっての最適解では無いからです。

私は製造業の技術者だったのでわかりますが、製造現場によって、自分達の持ち場によって当然ながら具体的な整頓の方法は異なっています。

初めはもちろん誰かの真似から入りますが、自分達に合うオリジナルに形を変えていきます。

しかし、5S活動という原理・原則は必ず守っていました。

整理整頓ができれば自由な時間が増えます

前述で触れましたが、整理・整頓で一番効果を発揮するのは時間が増えるということ。

時間が欲しければ整理・整頓しましょう。

平均的なビジネスパーソンは年間で150時間を探し物をする

結構衝撃的ですが、このような調査結果が出ています。

年間150時間を1日8時間労働、1ヶ月20日勤務で考えると、

1年間のうち約1ヶ月間は探し物をしてるだけ。。。

普通に考えてやばいですね。

時間が欲しければ整理・整頓をしましょう

5Sが徹底されている製造現場で探し物をすると言うことはあり得ないです。

5S活動を実践するだけで探し物の時間が劇的に減らせるんだったら、あなたの生活に5S活動を取り入れたらどうでしょう?

まとめ

今回は正しい整理・整頓のステップを解説しました。

まずは5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)をこの記事で理解しましょう。

大事なのは3Sサイクル(整理・整頓・清掃)を回して、清潔(4S)を維持する仕組みづくり・習慣づくりを躾(5S)すること。

やや抽象的でしたが大事な掃除の原理・原則なのでしっかり理解したら実践しましょう。

近いうちに具体的な整理・整頓術を解説したいと思います。

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